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マルウェアをなくすにはお金をなくしてしまえばいい、という話

オンラインゲームのパスワードを盗むことに特化したマルウェアが増加している。これらはRMTの仕組みを利用して現金収入を得る事が目的なので、RMT自体を無くせばこれらのマルウェアも無くなる。(オンラインゲーム以外を標的にしたマルウェアもあるが)でも、世の中からRMTを消滅させる事なんて現実的には不可能でしょ、という話。

確かに全てのMMOからRMTを消し去る事は現実的に不可能だが、個別のMMOに関しては不可能ではない。

私は、この部分を読み違えてちょっと的外れな議論をコメント欄で始めてしまっているが、敢えてそのコメント欄での議論の続き。
上記のエントリではマルウェアとしてトロイの木馬が挙げられているが、ゲーム内BOTもまた、RMTの仕組みを利用して収入を得る事を目的としたマルウェアの一つだ。(RMTとは関係なくMMO内での利益のためだけに利用されているBOTもあるが)

BOTは殆どのMMOの規約で禁止されており、MMOによっては通信の暗号化等様々な技術的対策が取られているが、何れの対策もやはり結果的にはクラックされ、再びBOTが活動を再開するというイタチごっこになっている。

何故クラックをするかというと、それが金銭収入に繋がるから、というのがやはり一番大きい。中には古きのウィルス製作者のように興味心からクラックを試みる者もいるのだろうが、MMO側の技術的な対策が高度化するにつれて、金銭収入を軸とした組織的なクラッカー集団が重要度を増している。

つまりRMTを無くせば、RMTを収入源として期待した対策のクラックも、BOTも無くなる。(減少する)

では、どうやってRMTを無くすかというと、私が一番有効だと考えるのは「RMTにおける買い手のゲーム内処罰」だ。資産の凍結、アカウントの停止、処罰の内容には様々なものが考えられる。MMO体験者で無ければ想像できないかもしれないが、MMOにおいてアカウント停止は死刑に等しいほどの厳罰で、非常に高いリスクとなる。

金銭と引き換えにしてでも仮想資産を手に入れようとするRMTの買い手が、そんなリスクを犯してまでRMTを行うだろうか?私は十分な摘発率を維持出来ればRMT市場は劇的に縮小するのではないかと思う。

ただ、これに対して山口氏からMMORPGの運営会社を「政府」に例えて、「冤罪の可能性」、「監視社会がプレイヤーに受け入れられるか」等の問題が指摘されている。

前者についてはマンパワーとシステム構築のコストが運営側にある程度かかるかもしれないが、現実における冤罪のリスクよりもずっと低いものになるのではないかと思う。これはゲーム内に限れば資産の移動は全てデジタルデータであり、それを全て閲覧、分析できる立場にMMO運営会社があるからだ。

BOTアカウントが得た資産データの行き先を追跡すれば、比較的容易にRMT業者と買い手を高い精度で特定できるのではないだろうか。(将来的にはマネーロンダリングのような事が行われるようになるかもしれないが)また、BOTやRMTが減少すればそれを理由にユーザが増える事が見込まれるという明確なビジネス上のメリットもある。

後者については、とても主観的な意見にしかならないが、RMTやBOTが減少するなら、資産の流通ログぐらい分析されても私は一向に構わない。また、MMO運営会社を政府や社会に例えるのは確かに当てはまる部分もあるが、当然当てはまらない部分もある。殆どの人にとっては国の移住よりも、MMOの移住の方が明らかにハードルが低く自由がある。

ROの話になるが、むしろ現状が無政府状態に近いため、政府としてもう少し仕事をして貰いたい所だ。

なので、先日行われた(らしい)ROにおけるRMT購入者の大量措置は是非、継続して貰いたい。万能の「魔法の杖」では無いけれど「錬金術」の追求が化学に与えた影響だって少なくは無いはずだ。
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