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2005夏衆院総選挙まとめブログ

 はてなブックマーク登録数を基準にした総選挙に関するブログの半人力稼動ハブ。Technoratiの特集は「特定キーワード」「特定期間」でエントリを抽出して会話(リンク)数の多い順にソートする機能があればもう少し使えるように思う。

 でもどうせ政局特集を組むなら、ブログで議論されている事柄の前提となる背景や知識等の、意図的な操作のしにくい一次ソースをまとめたものも一緒に作って欲しかった。これはアルゴリズム主義のGoogleには難しい、人手のかかる作業だ。

今になって気づいたけれど、これが編集という事なのか。

郵政解散とデジタル・ディバイドとネット啓蒙思想


完全に中立な報道などありえない。どんな報道も、作成する側の基準で取捨選択し、編集してから流されている。しかし、少なくとも私は、日本で受けた教育で、こうした目で見て判断することを教わった記憶がない。



 今の私は仕事の都合上、朝日、産経、毎日、読売、日経、神戸新聞各誌に目を通す機会があるのだけれど、学生時代は実家が朝日新聞をとっていてネットにも繋がっていなかったので、朝日新聞が世界を理解するための唯一の聖書だった。

 だから各誌に目を通すまでは、どこの新聞も同じような内容が書いてあるのだと思っていた。たぶん今六誌のうちで自分の子供に薦める機会があるなら私は日経を薦めると思う。それはたぶん私が根っこの部分で「国家だとか思想だとかそんな厄介で信用の置けない物には触りたくない」と思っているからだろう。

 これも教育の賜物という事なのだろうけれど、今の若い世代は国に限らず企業等も含めて、大きな組織に対する漠然としているけれど根強い不信感を持っている。企業に属したくない、属す魅力が感じられない若い世代の根底にあるのは、そういった学生時代に培われてきた個に対する組織への不信感なのだと思う。これは私自身自覚しているバイアスだ。

 だからテレビや新聞で幾ら大々的に政局について報道していても、中々興味がわかない。不信感を持っている組織が不信感を持っている事柄を取り上げているのだから、そんな状況ではブログを中心にしたブログメディアが、特に若い世代の情報リテラシーに長けた層に受け入れられていくのは自然な成り行きだろう。

 情報技術が発達して得られるものはいくつかあるけれど、何かをする為の手間が少なくなるというのはとても重要な事だ。手間が少なくなれば、それだけ抵抗が減少してその行動に対する閾値は下がる。それは例えば2アクションで出来ていた事が1アクションで出来るようになっただとか、そんな些細な事でも起こるし、そこから予想もしなかったイノベーションが産まれる事もままある。

 何故、個人webサイトでは出来なかった動きがブログによって出てきたのか。それはブログがコメント機能とトラックバック機能という議論のためのフォーマットとしての性質を持って産まれてきたことにある。最初から議論のための機能を備えたフォーマットを使っているブログに意見を寄せる閾値は、個人webサイトのそれよりも明らかに低い。これは心理的な抵抗を越える手間が少なくなったとも言えるだろう。

 そうやってあちこちで生成された言論を、如何に手間無く有用そうなものを効率よくアーリーマジョリティに見せる事ができるか、それが今の課題だ。RSSももちろん一役買うだろう。

 ある特定のメディアを聖書として受け入れているのは、必ずしもそれが唯一正しい聖書だと信じているからじゃない。いくつもある聖書の研究者になれるほど普通の人は暇じゃないし手間もかけられないからだ。

コメント
この記事へのコメント
よい言い方ですね
TBありがとうございます。「行動の閾値」というのは、ぴったりくる言葉です。実感とぴったりあっています。でも、ネットを使わない人にとっては、この世界の閾値は高いんですよね。で、そういう人のほうが、実はまだ多い・・・
2005/08/16 (火) 11:16:23 | URL | michi #-[ 編集]
マスコミがつまみ食いでニュースを作るのには、放送枠の時間等リソース的な制約や、視聴率を稼がなければいけないためにキャッチーな内容にせざる得ない、といった理由もあります。ただ、そのつまみ食いの過程で恣意的な編集が行われたりするのも事実です。

既存メディアによる報道もブログによる言論も、あくまで一つのソースとして、そこから自分の言論を作り上げていくというスタイルがキャズムを越えればいいのですが。
2005/08/20 (土) 13:03:24 | URL | oubakiou #-[ 編集]
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